意味:
1. 黒人英語と呼ばれる類いの単語で、大量に食事をとったあとの疲労感のようなもののこと。また、食後に一眠りしたくなるような感じのこと。もともとはniggeritisというやや蔑称的な形に由来するもので、これはアフリカンアメリカンに対する偏見的な彼らの怠惰さを仄めかす言葉である。現在は人種差別的な意味合いが薄れており、その元々のレイシスト的意味はほとんど意識されていない。
例: Yo dawg, I gotta take a nap after eating all those Big Macs, the itis got me.(よぉ兄弟。このビッグマックを食ったら一眠りするからよ。腹の皮が張ると瞼の皮が弛むってやつだ。)
2. “-itis”は一般的な接尾語で、病名によく見られる。スラングとしては、病気のような感じがするものに付けて用いる。
以下、例。
Oneitis:恋愛病
一人の相手との不健康なほどの情熱的な恋愛へのいきすぎた憧れ。大体の場合、一方通行。
例: You have to stop talking about Jennifer, it’s obvious she’s not interested. You have oneitis bro.(ジェニファーの話はやめろよ。彼女が脈なしだってことは分かってるだろ。恋の病にでも罹ってるみたいだぜ。)
Mondayitis:月曜病
多くの人が感じる月曜日の倦怠感や絶望感、無力感などの鬱っぽい症状。
例: I think I’m gonna call in sick today, got Mondayitis after that weekend of partying.(今日は病欠だって言おうかな。週末のパーティのあとで月曜病に罹ったみたいだ。)
Idontgiveafuckitis:知ったことか症候群
構ってられない状態のこと。
例: My teacher didn’t show up for class today, I think she has a case of idontgiveafuckitis.(先生が授業に来ないぞ。何かなりふり構わない事情があるのかも。)
画像ソース:reactiongifs.com
下記は”The Boondocks”というアメリカのアニメに”itis”の説明がされる。