英語スラング

カラフルな英語の辞典

soy boy

意味:
草食男子のことを蔑んで表現するスラング。言葉の起源として、大豆製品の摂取とエストロゲンレベルの関連性、大豆は肉の代替品である事、そして「本物の男は肉を食べる」という考え方。

soy boyという言葉はアメリカの右翼の人に使われることが多い。彼らはsoy boyを次の通りと定義する。平均的なsoy boyは、たいていはフェミニストで政治的には左翼寄りと定義する。ヴィーガンまたはベジタリアンで環境問題に関心がある。

この言葉は主にインターネットで使われ、Twitter、Reddit、YouTubeなどでよく見られる。最初に”soy boy”という言葉が使われたのは4チャンネル(英語圏の掲示板)だった。

似た表現に “nu-male” や “cuck” がある。

例:
Jason is a soy boy, he wears tight jeans, pink shirts, he majored in gender studies, drives a Prius, and calls anyone who disagrees with him a nazi.(ジェイソンはsoy boy だ。ピンクのシャツにスキニージーンズ。ジェンダー研究を専攻していて、車はプリウス。そして彼に合わない人間のことをナチスと呼ぶ。)

soy faceについて:
soy face (”nu-male smile”、”solent grin”、”no-male Face”、”cuckface” などとしても知られる)はsoy Boyやnu-male と呼ばれる男子たちが驚きや興奮を表現するために写真を撮るときに、口をぽかんと開けた顔のミームのこと。

soy face

発音:
ソイ ボイ

使用例:
以下は人気ポッドキャスター ジョー・ローガンがsoy boyをweak man(弱い男)と説明し、豆はpussy food(もやし男の食べ物)等と話す。



rat licker

意味:
マスクの着用を拒否したり、パンデミック時に病気の蔓延を予防するために基本的な予防策をとって社会に貢献することを拒否したりする人のこと。腺ペストがネズミによって感染拡大することから、予防策を講じないのは腺ペストのパンデミック時にネズミを舐めるようなものだ、というたとえから生まれたスラング。(rat=ネズミ、lick=舐める)

2020年8月、新型コロナウィルス感染症のパンデミック時にマスク着用を拒否する人を表す言葉として人気が出た。似た用語で「maskhole マスクホール」(mask=マスクと、asshole=バカの組み合わせで、マスクをつけないバカ野郎)とか「covidiot コビディオット」(Covid=新型コロナウィルスとidiot=マヌケの組み合わせで公衆衛生上の警告を無視するマヌケ野郎とか、マスクやトイレットペーパーを買い込むアホ野郎)などが2020年の新型コロナウィルス感染症のパンデミック時に作られた。

例:
Had to get off the bus and walk to work today; too many rat lickers.(バスを降りて仕事に歩いていかなきゃいけなかったぜ。rat lickersが多すぎるんだよ!)

発音:
ラット リカァ

マスク反対

bougie

意味:
最高級品、お金持ち、社会的地位が高い、もしくは上流階級などを表す形容詞。bougieな人とは、本物にせよフェイクにせよ、富裕層や上流階級の空気感を醸し出している人のこと。

2017年、bougieという言葉は市民権を得た。Migos の“Bad and Boujee “ のようなラップ音楽の影響でbougieという言葉の人気に火がついた。この言葉には boujee、bourgie、boujieのように、いくつかの綴りがあるほか、bougeeの綴りはフランス語の「中産階級」を表す言葉 bourgeoisie(ブルジョワジー)に由来する。

ちなみに形容詞のbourgeois(ブルジョア)は、中産階級や上流中産階級の物質主義について示す言葉となった。

例:
Kevin likes to waste his paycheques on bougie bitches.(ケビンってさ、お高い女性に貢ぐのが好きだよね。)

発音:
ブゥジィ

以下はMigosの「Bad and Boujee」という曲。寂で”My bitch is bad and bougie”という。

flex

意味:
普通、flexは筋肉を曲げて収縮させることだが、スラングでは見せびらかしたり自慢したりすること。また、カッコつけてるけど痛い、ハッタリかましてる、話を盛ってる、というニュアンスもある。スラングのflexは、多くの場合ヒップホップで使われる。

‘weird flex but ok‘ または ‘odd flex but ok ‘ (変な flexだけどOK)というフレーズは、SNSで誰かが、ほかの人にとってはピントはずれのものや、関心のないもの、単に変なものをこれ見よがしに自慢しているときのリプライに使われることが多い。たいていはジョークとして、あるいは拒絶する方法として述べられる。

以下はラッパーWiz KhalifaとCurren$yの「Find A Way」という曲に「I don’t gotta flex for the ‘Gram」(オレはインスタのために自慢する必要はない)と歌っている。

発音:
フレックス

例:
Can you stop flaunting your ice in my no flex zone?( 私の no flex zone(縄張り)で、あなたのダイヤモンドを見せびらかすのやめてくれない?)

flexin'
画像ソース:tumblr.com

and I oop

意味:
“and I oop” は一般的にVSCOガールが使うフレーズで、ショック、驚き、困惑などを表す。文の途中で、ショックや驚きを隠せず言葉に詰まる様子を匂わせるためによく使われる。また、非常に大胆な発言や行動に対するリアクションとしても使われる。
skskskskと同様に、この表現もLGBTの黒人文化から生まれた。”And I oop “は、最初、2015年にドラァグクイーンのジャスミン・マスターズがYouTubeで使ったことで、クチコミで広がった。200万回以上再生されたマスターズの動画は無数のインターネットミームとなって拡散され、最終的にVSCOガール語のレパートリーへと着地した。

以下はジャスミン・マスターズのand I oopのYouTube動画。

発音:
エンアイウープ

例:
And I oop! I dropped my hydro flask!(And I oop! (おっと!)ハイドロフラスクを落っことしちゃった!)


画像ソース:tumblr.com

sksksksk

意味:
驚き、ショック、笑い、興奮などを擬音語で表現したもの。skskskは通常、びっくりマークをつけるような感覚でキーボードを連打する。”LOL” や、”OMG” の代わりにもなる。VSCOガールの “and I oop “と共にトレンドになったが、もとは黒人のLGBTコミュニティ由来の言葉。

以下はVSCO girl達のテーマソングでsksksが登場。

発音:
スクスクスク

例:
I got a new sticker for my hydro flask, sksksksk!(ハイドロフラスクに貼る用の新しいステッカーをゲットしちゃった。sksksksk!)


画像ソース:pinterest.com

VSCO girl

意味:
VSCO girl(ヴィスコガール)、VSCO kid(ヴィスコキッズ)とは、2019年下半期頃のティーンエイジャーの間で流行ったサブカルチャーに関与した若者たちのこと。VSCO(写真・動画加工アプリ)にちなんで名付けられた。VSCOで撮ると、写真がフィルムカメラで撮ったような仕上がりになる。(VSCOガールは インスタントカメラや使い捨てカメラを持ち歩くことでも知られる。)

VSCOサブカルは写真加工アプリの名前で登場したものの、実際には主にインスタグラム、YouTube、tiktok でその人気を獲得した。VSCOガールのファッションについてはステレオタイプだ。ダブっと大きいTシャツや、お尻が隠れるサイズのトレーナーを好む。フェールラーベン(スウェーデンのアウトドアブランド)のカンケンリュックサックに、足元はVANS、クロックス、ビルケンシュトックが定番。髪にはシュシュ、リップはバーツビーズのリップバーム、アクセサリーはプラ ヴィダやフレンドシップブレスレット、貝殻のネックレスのほか、ビーチにまつわるアクセも大好物。

VSCOガールのヘアスタイルは、シンプルで手入れの楽なものが好まれる。環境に優しいことを重視し、特に海ガメに関しての話題はVSCOカルチャーの推しの話題。VSCOガールはハイドロフラスクの水筒を(ステッカーだらけにして)、プラスチックのストローを使わないよう、金属製のストローと一緒に持ち歩く。
VSCOは、よくネット上のほかのサブカル人種、e-girls(オンラインゲーマー、かつお金のためにセルフヌードでthirst trapする女子)、e-boys(ネットに生息するクセ強め男子)、soft girls(ガーリーなファッションを好み、tiktokやインスタ映え女子)、Tumbler girls(古着好きで自虐的な自撮り女子)などと共に話題にのぼる。

例:
My VSCO girl always carries her wide mouth water bottle around cause she needs a cute reminder to #stayhydrated.(僕のVSCOガールはいつも口の広いボトルを持ち歩いてるんだ。#水分補給 を忘れないために、可愛いアイテムが必要なんだってさ。)

以下はVSCO girlを説明する動画。

以下はVSCO girl 3人。

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発音:
ヴィスコ

cancel culture

意味:
有名人や企業が不快な発言や失礼な言動で炎上し、彼らがそれらを “火消し” することで、一般ピープルが彼らを支持するのを辞める、という最近のトレンド。”火元” はネット処刑のような形でバッシングを浴びるのがお決まりのパターン。

過去に性的不正行為があった有名人たちが叩かれた際、#MeTooムーブメントを引き起こし、cancelingという言葉と現象が広がった。ほかにも、過去の人種差別発言やアンチ・セクシャルマイノリティ発言によって cancelされた有名人の例もある。

しかしのちには、何年も前に犯された過ちに対して当事者を自殺に追い込むほど攻撃をするのは、性急すぎるし、やりすぎでは?と、cancel culture への批判の声も上がった。ソーシャルメディアには一瞬で抗議が殺到するし、cancelingされた当事者たちは、二度とチャンスを与えられることはない。
canceling は、自分の気に入らないことをした人や賛成しかねる人を拒否する方法にもなり、virtue signalling(自分の正しさをアピールすること)の一種であると批評されるようにもなった。

canceling は、自分の気に入らないことをした人や賛成しかねる人を拒否する方法になり、その勢いはとどまるところを知らない。

例: I think that news anchor is getting canceled for some tweet from 12 years ago.(あのニュースキャスターってさ、12年前のツイートのせいで仕事なくしちゃうと思うよ。)

発音:
カァンセル クルチャ


画像ソース:giphy.com

e-girl

意味:
e-girl(Eガール)またはe-boy(Eボーイ)は、electric にgirl や boy が合体した言葉。一般的に、インターネットに入り浸っており、エモコア(音楽のジャンル)、スケボー、ゴス(ゴシックロックから派生したサブカルチャー)、K-pop、アニメカルチャーの影響を受けて染まっている。2000年代初め頃からTwitterで使われ始め、2019年になってTikTokで一気に広まった若者のサブカルチャーである。

以下はEガールとEボーイ:
e-girl/e-boy

EガールとEボーイは通常、ぶかぶかの Thrifted(オンラインのヴィンテージクローズショップ)の服を着て、髪はグリーンまたはピンク等に染めている。マニキュアは塗りっぱなし、チェーンをじゃらじゃらつけている。Eガールはメッシュのシャツを着て、アイラインは目尻を跳ね上げている。Eボーイは、長袖のストライプシャツの上に黒い服を重ね、前髪を垂らしたスタイル。EガールもEボーイもメークが濃く、特に頬や鼻にピンクのチークをつけてコスプレやロリータファッションを楽しむことが多い。そばかすメークも標準装備。目の下に小さなそばかすをハート型で描くのが定番。

Billie Eilish(ビリー・アイリッシュ)、Suicideboys(スーサイドボーイズ)、Scarlxd(スカーロード)、やLil Peep(リル・ピープ)らも、このサブカルチャーに影響を与えている。

以下はMackenzie TurnerというユーチューバーのVSCO girlからe-girlへの変身動画。

発音:
イーガール

例:
My new girlfriend is a thirsty Egirl, she’s got swag and she’s cooler than you.(僕の新しい彼女はエロいEガールなんだ。君よりおしゃれでクールだよ。)

clout

意味:
(名詞)昔から使われている意味は「力と影響力」。しかし近年、進化して「デジタルカルチャーの流行りモノ」 というティーンエイジャーの俗語となった。影響力(インフルエンス)について語られるときに使われる。

また、この言葉は場面によって使われ方が微妙に異なってくる。たとえばインスタグラム、Twitter、YouTubeのフォロワー、あるいは現実的な評判について、お金、カッコよさ(ファッション/スタイル)について、またはそれらの組み合わせによってもニュアンスが変わる。

Twitterでは、cloutは「新しいフォロワーをもたらす可能性のあるリツイート」を意味する。何か贅沢なものや、ときとして不法なことでも、バズって有名になるかもしれない投稿を“clout-chasing”(「クラウト狙い」)と呼ぶ。

cloutは古英語に起源があり、かつては「あて布」のことだった。14世紀になってようやくパンチや殴るという意味に移り変わった。20世紀半ばになって、アメリカで、特に政治やビジネスシーンにおいて影響力や力に関する言葉として使われるようになった。
“clout” は1990年代からシカゴのドリルラップのシーンに登場し、ラップミュージックでも定着した。

“Clout goggles”(「クラウトゴーグル」)はカート・コバーンの有名な白いサングラスを思いっきりリメイクしたもの。2014年にウィズ・カリファがそれを着けたことで、最終的にアクネストゥディオズやアーバンアウトフィッターズなどのブランドも、“swag”(カッコいい・おしゃれ)として広まった。
clout goggles

例:
C’mon, I almost went to jail for that tweet, gimme some clout!(マジかよ。あのツイートのせいでムショに入るところだったぜ。clout(拡散)してくれよ!)

以下はOffsetというラッパーの「Clout」という曲。
寂では「They do anything for clout」(彼らはクラウトのために何でもやる)と歌っている。

発音:
クラウト

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